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真似と開閉と世界旅行
姪っ子誕生!?〜
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「げふぅ!?」

ま、まあ確かに伯父ではあるけど・・・何かなぁ・・・

「ご、ごめんユイちゃん・・・せめて別の呼び方で・・・」

「うーん・・・おにいちゃん?」


「ああ・・・うん。それでいいよ」


「・・・」

「・・・これ、ボク達も名乗った方がいいの?」

「まあ、そうですよね・・・」

「ま、いいわ。ボクは詠よ」

「えい・・・エイおねえちゃん!」

「ふと思ったけどいいやすいよな、詠って真名」

「そ、そう?」

すると亞莎は・・・こう言った。

「私は・・・どうしまょう」

「あ?・・・あー」

確かにアーシェって言いにくいような・・・あ、そうだ。

「この子はアーちゃんって呼んであげな」

「りょ、亮さん!?」

「アーちゃん?」

「え・・・えっと、はい。ユイちゃん」

「良かったな亞莎。一番友達っぽいぞ」

「・・・でも、何だか嬉しいですね。フランといるみたい・・・」

・・・そ、そうなんだ。

『何だか凄いッスね・・・』

「・・・?」

ユイが辺りをキョロキョロと見渡した。

「ユイちゃん?どうしたの?」

アスナが聞くとユイは首を傾げた。

「いま・・・なにか聞こえた」

「・・・え?」

咲が驚く。いや、まさか・・・

『お、オイラの声が聞こえてる訳じゃないッスよね・・・?』


「・・・っす?」

「い、いや・・・聞こえてるみたい・・・」

「な、なんで・・・?」

この子はリパルには触れてない筈・・・どういうことだ・・・?


「・・・」

咲の目付きが変わる。

「リパル、プレイヤーデータの取得だ(ボソッ)」

『(え?で・・・でも)』

「頼む」

『(りょ、了解ッス・・・)』


しばらく沈黙が続き・・・

『(あ、あれ?)』

「どうした?」

『(そ・・・それが、詠さんや亞莎さんと同じデータッス)』

「・・・は?それってプログラム・・・プレイヤーじゃないのか?」

「他に情報は?」

『(・・・駄目ッス。プロテクトが・・・オイラじゃこれ以上はシステムに引っかかるッス)』

「そうか・・・わかった。無理はしなくていい」

『(すみませんッス・・・)』


「気にするな。・・・まさかこの子・・・いやまさかな・・・」

咲がぶつぶつ呟き出す。それを見てアスナが咲を覗き込む。

「サキ、どうしたの?」

「え?あ、な、何でもないよお姉ちゃん」

咲が思考を中断し、素早く性格を切り替える。






「そう?・・・それでね、今から丁度“はじまりの街”に行こうと思ってたの」

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