無名の有名人 bT
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「へへ、主役は遅れて参上するって奴ですよ」
「その主役を助けたのは私だと言っておきましょう」
その騎士からした声は閃輝の声だった、そう。閃輝が宴会時に覇狼に依頼したのは身体に竜を宿すという大契約。高すぎるリスクと引き換えに得られるのが、竜という自身の相棒と、その竜と一体化する事で辿り着く事が出来る竜騎士の境地。そして閃輝が契約に成功した竜は
『速星竜 ディグレバーン・サルース・ドラゴン』速度を支配し管轄する閃輝の能力と相性が良すぎる竜である。閃輝はゆっくりと千冬と束の方を向いた
「さっきは良くも人の記憶を引っ掻き回してくれたな・・・」
閃輝は腰に差している冥神剣を引き抜いた
「一夏!私だ!さあこの胸に飛び込んで来い!!」
千冬は何を思って発言しているのか、謎の行動を取っている。束はひどく混乱していた
「何で何で何で何で!!?いっくんの幻想郷に関わる記憶は全て消去したのに何で!?そのうえで私の事を上書きしたのに何で!!?何でなの!!?有り得ない有り得ない!!束さんの計算が外れるなんて有り得ない!!!!」
それほどまでの自身の頭脳に自信があったのか、100%を誇っていた計画が破綻し。もう何が何だか理解出来ない様だ
「速度とは流れ、流れとは速度。速度は我の手中にあり。速度とは重さ、重さは速度。重ければ重いほど速度は上がり、速度が速ければ速いほどに重さは上がる。その速度の境地より発現されし剣で、貴様らを敗北へと誘わん」
冥神剣は神々しい光を纏っていく。それは神力の光だった、そしてそれを構え
「速度の神が命ずる、我が領域を汚すのではない!!」
剣を振り下ろした。その光は瞬間的に千冬達を飲み込んだ、そこからは絶叫にも悲鳴にも聞こえる声が聞こえた。そして光が消えると、そこには誰も居なかった。千冬と束はどうなったのか?それを知っているのは閃輝だけ
「終わりましたよ師匠」
「お見事です。では異変解決のお決まり事の宴会をしましょう」
『ふぅ、あの異変から6ヶ月も経ったのか、早いもんだなおい。今日はなんだかそういう気分だから久しぶりに日記を付けてみる事にする。あの異変、幻想異変から6ヶ月という月日がたった。幻想郷に乗り込んできた女達は、2名を残して外界へと送り返した。二度とこっちに来る事は無いだろう。
あれは大変な異変だった主に後処理が。
宴会の時に、閃輝が一人暮らしを宣言した。それに魔理沙は大反対したが俺が後押ししてやりそれを認めさせた。閃輝ももう大人だからな。それで家は無名の丘の咲夜が所有していた家を使わせて貰うらしい。そしてそこに住む事になったのは閃輝だけではなく、ルーミアも転がり込んだ。どうやら閃輝を諦める気は到底ないらしい。それは良いがルーミアが閃輝の式になる
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