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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
無名の有名人 bT
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そのものだ、記憶を殺したいなら俺を殺すが良い。

ドガガァァァァァアアアアン!!!!何の音だ・・・?破滅と滅びの終末を知らせる音か・・・?重くなる瞼を必死に開き、前を見た。そこには一人の男性がこちらに掌を向けていた

「う、嘘・・・たった一撃で神壁防護壁を破ったっていうの・・・?」
「ば、化けm「黙れ!!!!!!!!」・・・!!」

その男性が大声を上げると俺の近くに居る二人の女は震え上がった。良く見ると俺の記憶を上書きしてきた女性じゃないか・・・

「私の事を化け物だろうが、悪魔だろうが、好きなように呼ぶが良い・・・だが」

俺はその人の方を見た。嫌、俺はその男の人の近くに居た銀髪の女性と緑髪の女性を見た。あの人達・・・

「人の人生とも云える記憶、それらを自らの欲求のままに改ざんするなど万死に値する!我が名は覇狼!!貴様らはこの幻想郷を完全に敵に回した。五体満足で入れると思うな!!!魂の存在さえ許さん!!!!!行きなさい二人共!!彼の元へ!!!」
「「はい!!」」

その男性は、俺の近くに居た女性の首を掴むと空へと登っていった。そして俺に沢山の人達がよって来た。それでも俺は先頭を切って近寄って来る二人の女性しか目に入ってこなかった

「「閃輝君!!!!」」

閃輝・・・それが俺の名・・・そうだ、あの記憶の中でも俺は閃輝と・・・確信した時だ、奇跡が起きた。どうしても思い出す事が出来なかった事が。零れてしまった水は戻らない、消えてしまった物は戻らない筈なのにでもでもでもでも、俺の消えてしまった思い出がよみがえる。消えたしまった筈の彼女達の記憶が!!!!

「閃輝君!!待ってて、今鎖を切るから!!!」
「私は槍を抜くから!!!」

二人は俺を拘束していた鎖、槍を撤去してくれた俺は自由となった、そして口を開く

「有難う、咲夜、雛」


そして、俺は彼女達に心配しないでっとだけ伝えて、あの人、覇狼さんの元へと向かった


「消えるが良い!!アブソリュート・ゼロぉぉぉおおお!」

覇狼は腕から、絶対零度を齎す白い冷気のレーザーを放った。それは千冬と束に真っ直ぐに向かっていった。だが途中でそれは何か打ち消された。覇狼は打ち消した犯人を見た、微笑んだ。

「遅いですよ、だから君は甘いんですよ」

千冬と束は何が起こったのか全く理解出来ていなかったが、そこに誰かいた事だけは理解出来た。
そこに居たのは全身が白亜の装甲で覆われている騎士。
膝、腹部、肘、肩にはそれは美しいエネラルドの様な色をした翠玉が埋め込まれていた。白亜の装甲は頭部も包んでおり、頭部には薄い蒼色が掛かった緑の線が入った甲冑をしている。そして、まるで竜を思わせるかのような強大だが優しさをも感じさせる神々しい翼をも有していた。
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