第二十七話 噂
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第二十七話 噂
「良しっ!!今日も授業が終わったぜ。闇慈。部活行こうぜ?」
「待ってよ、イッセー。まだ荷物の整理が終わってないよ」
闇慈と小猫の初デートがあって数日後、一誠はハッスルしていた。何でも今度駒王学園で行われる球技大会に優勝すべくオカルト研究部。特にリアスが熱を注ぎ込んでいた。一誠はその期待に答えるべく練習に張り切っていると言う訳だ。しかし祐斗がここ最近様子が変だと闇慈は感じていた。
「今日も部活か?お前ら」
教室を出ようとした二人をスポーツ刈りの松田が呼び止めた。
「ああ、球技大会に向けて練習中ですよ。俺ら」
「特にイッセーの頑張りようには僕も驚いてるよ」
闇慈が一誠のことを褒めているとメガネを描けた元浜が二人に話しかけた。
「そう言えば、イッセー。闇慈。お前らに最近、変な噂が広まっているから注意しろよ?」
「「変な噂?」」
一誠と闇慈は気になったのか元浜に問いかけた。
「まずイッセーな・・・」
・ ・ ・ ・ ・ ・
その内容を聞いた一誠と闇慈は驚愕した。簡潔に言うとまず一誠はリアスと朱乃とアシーアに鬼畜紛いの酷いことをしているという馬鹿げた噂。そして闇慈には紳士的イケメンとして有名な反面、学園のマスコットキャラとして人気の高い小猫に一誠と同様な事をしているというこれまた馬鹿げた噂が広まっているらしい。
「何だか・・・その噂を広めている人に無性に会ってみたくなってきね?イッセー」
「あ、ああ。くそっ。誰なんだ!?その変な噂を流している奴は!?」
「「まあ。俺たちが流しているんだけどな」」
「うんうん」
「・・・なるほどね」
そのことを聞いた一誠と闇慈はとりあえず噂の元凶を人目のない所に連れて行き、制裁という名のリンチにしかけたようだ。保健室に運び込まれた二人が発していたことは・・・
「「あ、悪魔と・・・し、死神が・・・いた」」
と呟いていたそうだ。因み噂は学園に広まっていたが闇慈の事に関する噂は信用されていなかった。しかし一誠のことに関する噂は一部で信用されていたらしく、その誤解を解くため闇慈は一誠に協力し、何とか誤解を解くことは出来たようだ。
「全く。酷い目に合ったぜ」
一誠は溜め息を付きながら愚痴っていた。
「まあ。これに懲りてイッセーも少しはそのエロさを自重したほうが良いと思うよ?」
「それは出来ないぜ!!俺にとってエロとは生きるための証!!それが無くなったら俺は俺じゃ無くなっちまうぜ!!」
イッセーは促した闇慈と面と面を向かって真剣な表情で向き合った。その真剣な瞳に闇慈は認めざるを得なかった。
「分かったよ、イッセー。今考えてみるとエロくないイッセーって想像できないね」
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