番外2 黒羽
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はそんなに偉くないし・・・普通に名前で呼んでくれないかな?」
「分かりました。では今後は『闇慈様』とお呼びします」
「ありがとう、黒羽。じゃあ話に戻るけどさっきも聞いた通り、黒羽の能力は他にあるの?」
そう聞くと黒羽はゆっくりと立ち上がった。
(何をする気だろう?)
闇慈が疑問に思っていると黒羽の周りに黒い光が集まるとそのまま光と一緒に消えてしまった・・・
「き、消えた!?・・・気配も感じない。黒羽!?何処に居るの!?」
「うふふ。ここです。闇慈様」
「えっ!?」
黒羽の声が聞えると闇慈は背後から黒羽に抱きしめられた。その際に闇慈の背中に黒羽の胸が当たっていた・・・
「これが黒羽のもう一つの能力なの?」
「はい。私は自分自身の体を光子状態することが出来ます。そしてあの状態になった場合気配を他人から感じ取られることはありません」
「なるほど。索敵などには持って来いの能力だね。でも黒羽が見つけても僕が分からなかったら意味が無い・・・」
「その点は心配無用です。私は闇慈様の頭の中に呼びかけることが出来ます」
そう言うと黒羽は目を閉じ、何かを語りかけるように闇慈に呼びかけた。
(聞えますか?闇慈様)
(うん。良く聞える。黒羽は本当に良い力を持っているね)
(ありがとうございます)
頭の中の会話が終わると黒羽は再び目を開けた。因みに背中に抱きついたままだ・・・
「これが私の全ての能力です」
「良く分かったよ。それから・・・黒羽」
「何ですか?闇慈様」
「そろそろ離れてくれないかな?その・・・色々当たってるし」
闇慈は黒羽から胸を押し当てられ、心の中ではタジタジだった。しかし黒羽は離れずに闇慈に悪戯するように話しかけた。
「うふふ。どうしましょう?」
「なっ!?君は主に対して誠実ではなかったの!?」
「私はカラスですよ?悪戯もしてしまいます♪」
それを聞いた闇慈は黒羽の腕の中から素早くすり抜けると黒羽をベッドに押し倒し、その上から覆い被さった。身体能力は黒羽より死神の力を得た闇慈の方が上だった。
「あ、闇慈様?」
いきなりのことだったのか黒羽は何をされたのか分からなかった。そして自分の今の状況を確認した。
「さてと・・・主に逆らった罰を与えるよ?黒羽」
闇慈は笑っていたが・・・その奥からは怒りに似た何かがあった。
「あ・・・」
「どうしようかな?よし。君のその綺麗な体を悪戯してあげるね?・・・二度と逆らえないように・・・」
闇慈は右手を開いたり閉じたりして何をしようとしているのか黒羽に見せ付けた。
「お、お許し下さい!!闇慈様!!」
黒羽は怖くなったのか少し
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