第二十四話 禁手
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「イザベラが!?」
『ライザー様の[ルーク]一名。戦闘不能』
「どうなっているの!?」
「レイヴェル様!!お下がり下さ・・・うっ!?」
そして次々とライザーの駒達は軽い悲鳴を上げながら消えていった。その場に残ったのは一誠とレイヴェルだけとなった。この事にライザーも信じられないという目でその光景をみていた。
「バカな・・・俺の下僕達が一瞬で!?くそっ!!ユーベルーナ!!あのポーンを吹き飛ばせ!!」
「はい!!ライザー様!!」
ユーベルーナが杖をかざし、爆弾のような球体を作ると一誠に向かって投合した。
「イッセーさん!!避けてください!!」
「なっ!!しまっ・・・」
一誠の反応が遅れたのか球体は一誠の目の前まで迫っていた。
「飛翔刃!!」
叫び声が聞こえると黒光りした三日月のようなものが球体を切り裂き、霧散させた。そして一誠より少し手前が少し歪むとセイクリッド・ギアを発動させた闇慈が立っていた。どうやら翼はここについた時に消したらしい。
「闇慈!!」
「ごめん、一誠。合流するのが遅れた!!」
「それはお前が無事なら良いって」
「ありがとう。一誠は少し休んでて?後は僕がやる!!」
「・・・分かった。でもあの焼き鳥野郎は一緒に倒そうぜ?」
「分かった」
そう言うと一誠は闇慈の邪魔にならないように離れていった。闇慈は一誠が離れたのを確認するとレイヴェルと向き合った。
「さてと・・・好き放題やってくれましたね・・・」
「お兄様の下僕をやったのは貴方ですの!?」
「はい。僕のセイクリッド・ギアのバランスブレイカー禁手・・・『不可避の悲劇』(インビジブル・トラジティ)を使って倒させて貰いました。まあ、やったことはこの鎌の柄を延髄に叩き込んだだけですけどね」
これが闇慈の禁手・・・インビジブル・トラジティ。これを発動させた闇慈は周りから気配を感じ取られることはない。言い換えれば、姿そのものを消すことが出来る。もちろんセンサーなどの探知機械も通用しない。その代わりこの禁手は生命力を糧に使用するため使いすぎると命に関わる。
「貴方も体にセイクリッド・ギアを宿していたなんて・・・」
「小猫ちゃんや祐斗や朱乃さんをやったのは誰ですか?」
「私だ」
そう言うとユーベルーナが闇慈の元に降り立った。
「・・・確か、ユーベルーナさんでしたか?・・・貴様が・・・小猫ちゃんを・・・」
「(雰囲気が変わった!?)レイヴェル様。お下がり下さい」
「分かったわ。ユーベルーナ」
しかしユーベルーナは闇慈の殺気と魔力漏れに驚きと少しの恐怖を感じていた。
「悪いが・・・一瞬で終わらせてもらうぞ!!
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