第二十四話 禁手
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とイッセーだけか!!不味い!!デスさん!!早く僕にバランス・ブレイカーを教えてください!!」
(・・・分かった!!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
視点は変わり、グランドに移動する。グランドでは一誠がクイーンを除くほかのライザーの駒と戦っていた。しかし数が多すぎ、何より悪魔になって日も浅い一誠にとってそれは無謀なことだった。
「ぐはっ!!」
一誠は顔の片面に仮面を付けた女性から吹き飛ばされ、倒れ付してしまった。
「いい加減。諦めたらどうなのかしら?」
倒れ付してしまった一誠に金髪のピンク色のドレスのような服を着た女の子が一誠に話しかけた。この女の子は『レイヴェル・フェニックス』。ライザーの[ビショップ]だが、苗字通りライザーの実の妹だ。
「俺は・・・まだ・・・諦めねえ!!」
一誠は痛みに堪えながら、ゆっくりと立ち上がった。
「ここで・・・倒れたら・・・やられた小猫ちゃんや木場や朱乃さんに申し訳が・・・立たないからな・・・それにリアス部長の顔に泥を塗るようなことはしたくねぇからな・・・」
しかし一誠の体はほぼ限界に達しようとしていた。正直に言うと立っているのがやっとらしい。
「それに・・・俺達はまだ・・・闇慈がいるからな・・・」
「アンジ?・・・あの無謀な人間さんね。人間なんていないに等しいですわ。もうお別れですわね・・・イザベラ」
「はい」
一誠を吹き飛ばした女性『イザベラ』が一誠に止めを刺そうと拳を一誠に顔に向かって振り下ろした。
「・・・っ!!イッセーさん!!」
リアスと一緒にいたアーシアが気付いたのか一誠の名前を叫んだ。
(悪ぃ・・・闇慈・・・)
一誠は覚悟を決めたのか目を閉じた。
「っ!!イッセー!!」
リアスも気付いたのか声を張り上げた。
「リザイン投降しろ!!リアス。ポーンとビショップ以外の駒を失ったお前に何が出来る?それにお前のポーンももう片付くらしいしな・・・」
「くっ・・・!!」
ライザーはけなす様にリアスに提案してきた。しかしその提案をある言葉が遮った。
「あっ!!リアス先輩!!あれを!!」
それはアーシアだった。アーシアは一誠を指差していた。リアスは指差した所を見るとのイザベラの拳は一誠には届いていなかった。一誠はいつになっても痛みがこないので目を開けてみるとイザベラの拳が『金縛り』にあったかのように一誠の前で止まっていた。
「何!?どうしたの!?イザベラ」
「分かりません!!拳に何かあたっているみたいな・・・ぐっ!?」
今度は何かで殴られたような音が聞こえ、イザベラは軽い悲鳴を挙げ、地面に倒れ付してしまった。そしてその瞬間、イザベラは緑の光に包まれ消滅してしまった。
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