第二十三話 成果
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て♪」」
「ん?・・・『バラバラ』ってどういう・・・」
イルとネルが何か悪いことを考えていそうな小悪魔の笑顔を浮かべると持っていた大きなバッグの中からチェーンソウを取り出した。そして刃の部分が勢いよく回転し始めた。
「ちょっ!?僕が人間ってこと分かってるの!?」
「分かってるよ〜♪」
「大人しく解体されて下さ〜い♪」
「「バ〜ラバラ♪バ〜ラバラ♪」」
そう言うと二人は闇慈に向かってチェーンソウの刃を振り下ろしてきた。しかし闇慈は『真紅の魔眼』を発動させ、二人の斬撃を見切り二人から離れた。
「何で!?何で当たらないの!?」
「お兄さんってただの人間じゃないの!?」
「「今度こそバラバラに・・・」」
「いい加減にしろ・・・」
「「えっ!?」」
流石の心優しい闇慈も堪忍袋の尾が切れたのか性格が一変した。
「子供がそんな物騒なものを振り回すなんて感心しないな・・・ここは年上らしくおし置きする必要らしいな・・・」
「あ〜〜!!今私達のことを子ども扱いした〜〜!!」
「許せない!!バラバラにしてや・・・」
イルとネルが再び斬りかかろうとしたが目の前には闇慈が立っていた。
「「えっ!?」」
「遅い!!」
闇慈は両手に魔力を溜めチェーンソウの刃のない側面の部分に裏拳を当てると刃が柄の部分から落ちてしまい回転も止まった。
「痛ったた。やっぱり鉄は殴るものじゃないな」
「そんな・・・」
「ネル!!逃げよ・・・」
「させるとでも思っていたか?」
闇慈はすぐに水面蹴りで二人の足を払いこかすと『魔眼』と『魔力の解放』で二人を威圧し始めた。二人はそのせいで立とうにも立てないのだろう。
「さて・・・おし置きの時間だ・・・」
「「ひっ・・・」」
二人は何をされるのか不安になったのか涙顔になり嗚咽を出していた。
「な、何をするの?」
「もしかして私達・・・殺されちゃうの?」
「安心しろ・・・命を取る様なことはしない」
そう言うと闇慈は素早く二人を自分の膝の上に乗せた。
「これって・・・」
「もしかして・・・」
二人は何をされるのか脳裏に過った。そして次の瞬間・・・
バチーン!!と二つのいい音が体育館に響いた。
「「痛った〜い!!!」」
そう二人が闇慈からされたのは『尻叩き』だった・・・。闇慈も少し魔力を右手に溜めていたためかなり威力があると思う・・・
「う〜〜。まさかお尻を叩かれるなんて・・・」
「痛いよう・・・」
そう言うと二人は闇慈から逃げようとしたが闇慈がそれを許さなかった。
「何逃げようとしているんだ?あと99発はうたないとな・・・まあ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ