第二十二話 開始
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一誠は敵本陣に入り込めば『プロモーション』というポーン独特の能力を発揮することが出来る。しかし闇慈は補充要員・・・言い換えれば『遊撃手』なのでそう言った能力は持つことは許されない。
「さあ。敵は不死身のフェニックス家の中でも有望視されている『ライザー・フェニックス』よ!!さあ消し飛ばしてあげましょう!!」
リアスの激励によって作戦が開始された。作戦はまず重要拠点の占拠。ここでの重要拠点は『体育館』だった。しかしリアスはそのこと利用し敵を倒していく戦法だった。組み合わせは一誠と小猫と闇慈。リアスとアーシア。祐斗と朱乃は一人でも大丈夫だった。
「じゃあ行こうか?イッセー。小猫ちゃん」
闇慈が二人にそう言うと小猫が闇慈に話しかけた。
「・・・闇慈先輩。大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫だよ小猫ちゃん」
「・・・本当ですか?」
「小猫ちゃんは僕の事が信用できない?」
闇慈がそう聞くと小猫は首を横に振った。
「ありがとう、小猫ちゃん。それよりも小猫ちゃんはイッセーのことをよろしく頼むよ」
「おい!闇慈!それってなんだか俺が弱いみたいじゃねえか!!お前はどう言う目で俺を見てたんだよ!?」
「エロい奴・・・かな?」
「アンジーーー!!!」
「あはは。冗談だよ。でもイッセー・・・」
闇慈は笑っている顔から真剣な表情に変え、一誠に近寄った。
「ここでは冗談が言えるが・・・一歩出ればそこは『戦場』だ・・・気を抜いてると仲間まで危険な目に合わせる事になる・・・それは覚えておくことだ」
「わ、分かった」
一誠は闇慈の気迫に少し圧倒されながら頷いた。
「良し!!行こう!!」
そう言うと闇慈達は体育館を目指すべく暗闇の中に消えていった。
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