第二十一話 秘技
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・・・」
闇慈はそのまま地面に跪いてしまった。
「闇慈。お前は鎌の刃の部分しか使用していないだろう?鎌全体を利用すればお前はもっと強くなるぞ」
「いてて・・・さっきみたいな『柄殴り』ですね」
「そうだ。この鎌の柄を相手の延髄に打ち込むと容易に気絶させることも出来る。それらを上手く使っていけ」
「はい!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その後デスのカウンターを何回も受けながら鎌の扱いがさらに上昇したようだ。
「ふむ。大分上手くなったな」
「あ、ありがとう・・・ございます・・・」
上手くなったのは良いが闇慈の体はほぼボロボロだった。
「では次のステップに進もう」
「デ、デスさん。少し休ませてください!!」
デスの訓練が始まって2時間は経過していた。
「もうそんなに経っていたのか。ならば少し休憩だ」
「分かりました」
闇慈はデスサイズ・ヘルを解除すると木陰に移動し、水で喉を潤した。
「はあ・・・はあ・・・どうしてデスさんはそんなに元気なんですか?」
「我には『疲労』と言う感情を持たないからな」
(何なんですか・・・死神って)
闇慈は心の中で溜め息をついていた。そして数十分後体力を回復した闇慈は再び修行を開始した。
「鎌の扱いはほぼ慣れたようだな。今度はお前に魔力を使った技を教えよう」
「魔力の技ってリアス先輩や朱乃先輩が使っていた技ですか?」
「百聞は一見に如かず。まず我が手本を見せよう」
そう言うとデスは持っていた鎌に自分の魔力を注ぎ込み、その鎌を距離がある一本の木に向かって振った。
「この何処が魔力を使った技なんですか?」
「よく見てみろ」
闇慈が再びその木を見てみると、木が根元の所からずれるとそのまま大きな音を立てて倒れた。
「えっ!?木がバターみたいに切れてる!?何をやったんですか!?デスさん」
「これは鎌に溜めた魔力を相手に向かって飛ばす技だ。切れ味は今ので分かったであろう?我はこの技を『飛翔刃』と命名している」
「何か凄い技ですね。分かりました。頑張って習得します」
「これは一筋縄で習得するのは至難の技だぞ。心しておくが良い」
その後の修行はこの飛翔刃を習得するのに費やしたと言う。
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