第十四話 アイテムとの会談
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「ん……なんで?」
俺はふと気になってフレンダに聞いてみる。
「私の能力って、私の言ったことは嘘でも本当っぽく聞こえるってだけだから」
「何それ……、その新興宗教の教祖様的な能力は……」
そういえばフレンダの能力って原作では出てきてなかったけど、まさかこんな能力を持っていたとは。あー、でも漫画の超電磁砲ではハッタリかまして御坂さんの能力封じたりしてたよね。でも、話を聞くだけだとどうしても似非教祖様的な能力にしか聞こえないんだけど……。あれ……なんか、とある魔術の禁書目録のほうにはそんな霊装があったような気がするけど違ったかな?
「そっか、それで稼ぐ手があったって訳よ!」
俺の言葉で何か閃いたのか、フレンダが手をポンと叩いて立ち上がった。というか、俺の言葉をそのまま実行する気だろうな。
「いやいやいや、そんなのすぐに詐欺で捕まるわよ。まぁ、それ以前に暗部に始末されるかもしれないけど……」
「げっ……さすがにそれは嫌な訳よ」
俺が注意すると、その場でソファーに座り込む。まぁ、フレンダの浅知恵で似非教祖様をやったところで、暗部が動くとかって全然考えられない。多分、始めて数日でジャッジメントあたりに捕まるのがオチだろう。しかし……何というか、フレンダはこんな感じというのが大体分かった気がする。
「それで、アナタも聞いてるんでしょ。どうするつもりなの?」
俺とフレンダの話が一段落ついたと判断したのだろう、ちょうど良いタイミングで麦野さんが俺に聞いてきた。
「どうするも何も、ウチは基本的な対策を全部終わらせたから、これから特に何かをするつもりなんて無いけど」
「なっ!?」
麦野さんに向かって普通に答えるが、その内容を即座に理解したのであろう麦野さんが驚きの声を上げた。こういうのを目を丸くして驚くというのだろうか、ちょっと麦野さんが可愛く見えてしまった。
「どんなことを超したんですか?」
それほど驚いているようには見えないが、興味津々という感じには見える絹旗さんが聞いてくる。
「んー、取り敢えずは外部からウチの脳にアクセスしたときの制限かな。演算能力の全てを他人に使われたら大変だから、一応10%までに制限をかけてるって感じでね」
「そんなことが超出来るんですか!?」
「それは私たちにも出来るの?」
「やろうと思えば出来ると思うけど……。ウチも脳科学とかAIM拡散力場とかの論文を読みあさって何とか出来たんだから、論文を読みあさってそれが理解できれば、何とかする方法も分かるんじゃないかな」
俺の対応を答えた後に追加で聞いてきた絹旗さんと滝壺さんの疑問にも答える。まぁ、論文が理解できたからといって、更に何とかする方法が分かったから
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