ALO編
六十四話 三人と一人の遭遇
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…これはいいな!」
空中を安定してスイスイと進むキリトが、不意にそんな事を叫んだ。その顔には解放感が浮かんでいる。
「そーでしょ!」
並んで飛ぶリーファがそう叫んだ。
これまでの様子を見ているに、リーファはかなり飛ぶ事が好きなようだ。実際、空中に居る時はかなり楽しそうにしている。おいて行かれないように、リョウも随意飛行で横に並ぶように飛ぶ。
「どうだねキリト氏、気持ちよかろう」
「実に」
「何言ってるのよ二人とも」
やたらと神妙な顔で話す二人に、リーファは楽しそうに突っ込む。
「慣れてきた背筋と肩甲骨の動きを小さくするよう練習してみると良いよ。あんまり大きいと空中戦闘のとき剣振りずらいから。じゃ、このままスイルベーンまで飛ぶよ!ついて来て!」
「おうっ!」
「あぁ!」
夜空の中を、先程までと比べて一つ増えた、三つの光が、一直線に飛んで行った。
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