ALO編
六十二話 行動開始
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…」
「流石にそれくらいは調べてるか。あぁ。そいつはVRMMO《仮想大規模型オンライン》だ」
アミュスフィア。
ナーヴギアによる《SAO事件》が有った後にも止まる事が無かったVRニーズに答えるために開発された後続機で、メーカー側曰く、「今度こそ安全!」と言う事らしい。ちなみに現在は従来式の据え置き型ゲームとのシェアも完全に逆転し、SAOと同型のソフトタイトルも数多く発売されていると言う事で、その人気は全世界規模だそうだ。
まぁ今の所、涼人に関して言えば二年の間に発売されていた据え置き型ゲームソフトの方を適当に追いかけるのに忙しかったので、その手のタイトルには手を出して居ないのだが。
「で、タイトルは……アルフヘイム・オンライン?」
「いや。《|ALfheim Online(アルヴヘイム・オンライン)》と読むんだとよ。意味は……《妖精の国》」
「ふぅん……妖精……ねぇ」
確かに、表のイラストにはファンタジー風の衣装を身に纏った少年と少女が剣を携え費消している図が描かれている。
「で?内容は?……楽なゲームなのか?」
「ある意味じゃ楽かもな。ある意味じゃ偉くハードだが」
「あン?」
「どスキル制で、プレイヤースキル重視何だそうだ。しかもPK推奨」
「って事は……レベル無しか」
スキル制と言う事は、レベルの要素はむしろ有る程度抑えられているのだろう。
エギル曰く、上昇するのは書くスキル値が反復性で上昇して行き、HPは育ってもさして上昇しないらしい。ちなみに、グラフィックや動きの制度に関してはスペック的にはSAOにも迫ると言う。
レベルなしならプレイヤースキルで有る程度の所まではやれるかもしれないが……
「PK推奨っては?」
「複数の種族が合って、別種族ならキル有りなんだと」
「その仕様で人気出んのかよ……」
別種族間なら無条件でキル有りと言うのは、要はいつでもどこでも他のプレイヤー襲われる危険があると言う事だ。楽しく狩りをしていようが、ただの散歩だろうがお構いなし。
どういったキルなのかは不明だが、もし複数人でキルするのが普通なら、プレイヤーはよほど腕に自信が無ければ一人で町を出る事すら困難になるだろう。が……
「ところが、今大人気なんだそうだ。理由は飛べるからだとさ」
「飛べる?空をか?」
「ああ。何でも、フライト・エンジンとか言うのを採用してるんだと」
思わず高く口笛を吹く。
SAO以前のVRゲームにも一応空を飛べるものはあったが、それは戦闘機を操って空を飛ぶと言う有りがちな物で、実際に自分自身で空を飛ぶ事は出来なかった。
まぁ仮に羽を背中に付けたとしても、現実の人間に羽が無い以上それをどう動かすべきなのか分からないため無駄なためなのだが……
「どうやって?」
「初心者は
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