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真・恋姫†無双 劉ヨウ伝
第7話 未来の覇王 前編
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が、勝算あっての行動というのなら大した人物ね。

「確か・・・歳は5歳だったからしら、事実なら化け物ね」

流石に無理だろうと思ってしまう。

春蘭も子供ながら、正規軍の兵士に1対1の戦いで後れをとることはない。

しかし、山賊3,000といったら話は変わってくるわ。

絶対に無理ね。

それだけの数の山賊達を相手に正攻法では勝ち目がないわ。

策を弄しようにも一人では何もできない。

「信憑性は疑わしいと思います。この手の話、往々にして尾ひれがつくものです」

秋蘭の考えが妥当な線ね。

「ええ、その通りね。でも、秋蘭、火のないところに煙は立たないというでしょ」

火のないところに煙は立たない。

少なくとも山賊を単騎で殲滅したのは、私たちと同じ子供ということは確か。

面白いわね。

暇つぶしにはなりそうだわ。

「会ってみたいわね、その山陽郡の麒麟児に」

私はまだ見ぬ「山陽郡の麒麟児」に想いを馳せてしまったわ。

この私を後悔させない人物であって欲しいわね。

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