第六話 大天その十七
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で決めてやる」
「吸ってあげるわ」
空中でそれぞれ身構える。そして。
先に動いたのはやまちちだった。風に乗って一直線に二人に向かう。
「これで・・・・・・終わりよ」
「これまではこれで終わりだった」
髑髏天使は自分に対して突っ込んで来るそのやまちちを見て言う。
「だが今は」
「どうだっていうの?」
「やれる」
両手にそれぞれ持っている剣を構えての言葉だった。
「これでな。やれる」
「戯言ね」
今ののぶすまの言葉には虚勢も入っていた。
「そう簡単に私がやられると思って?」
「俺にはわかる」
やまちちの言葉をこれで打ち消してしまった。
「よくな。だからこそ」
「むっ!?」
「これで」
間合いに入った。するとすぐに動いた。
まずは右手の剣を前に繰り出す。それでやまちちを突く。
「なっ、速い!」
「この速さ、そして力」
髑髏天使は今その力を自分自身の中からはっきりと感じていた。
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