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髑髏天使
第六話 大天その十四
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 やまちちはそれを聞いてクールな声で述べた。
「そして伊達に同胞を倒してきたわけじゃないわね」
「今度は御前が倒される」
 ここでも牧村の自信は変わらない。
「それだけだ」
「いいわ。その自信気に入ったわ」
 言葉と共にその目を紅く光らせてきた。
「吸ってあげるわ。その精」
 この言葉と共に顔と身体が黒がかった茶色の毛に覆われ耳が立つ。口が耳元まで裂け牙で満ちる。脇を広い幕が覆った。まさにムササビであった。
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