第四十三話 熾天その十二
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自分自身の口からの言葉である。
「この姿がか」
「力は感じるか」
「そうだな」
一呼吸置いてからの返答だった。
「少しだが」
「そうか、感じるか」
「徐々にあがってきている」
こうも言う髑髏天使であった。
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