SAO編
四十九話 過ぎゆく夜
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だろう?まるでユイに自分の内面のその全てを見透かされているかのような……そんな奇妙な違和感を、リョウは覚えた。
……そういえば……
『ユイ坊の……眼……?』
「……?」
首を傾げたユイに、リョウが注目する
「ユイ坊……お前……?」
「ユイちゃん……?」
自身の中に起こった疑問を解消しようと、リョウがユイに向かって眼を凝らした瞬間、今度はアスナの声が響く。
これはいけない。と、リョウは声をかける。
「こっちだ、アスナ。起きちまったみたいだぞ?」
「え……?ユイちゃん、どうしたの?おしっこ?」
「おし、こ?」
「いや、おしっこはねぇよシステム的に」
「あ、そっか……」
余談だが、この世界では人間の生命活動はかなりの部分、省略されている。
排泄物は当然無いし、自分では鼓動が速くなっている様に感じても、他人が胸に触れると心臓は一切鼓動していない様に感じる。といった具合だ。
現実の排泄物は……考えない事にしている。
「ま、早く寝かしてやれ。明日まで疲れを残しちゃいけねぇ」
「うん……そうね。寝よう?ユイちゃん」
「うん。ママ」
素直にユイは付いてゆき、布団にもぐった二人を見て、リョウも自分の布団に入るためにベットに近寄る。
その過程で、リョウはふとアスナと……ユイが眠るベットをみて、言った
「MHCP……か」
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