第四十話 漆黒その七
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む」
また言う彼だった。
「それもだ」
「話は聞いた。それではだ」
「はじめるか」
「いや、まだだ」
だがここで牧村は言った。
「俺の相手はそのナイトゴーントとやらだな」
「如何にも」
「それはわかった」
「まだ何か言いたいか」
「俺の相手以外にもいるな」
邪神を見据えてだ。こう問うたのである。
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