第三十七話 光明その七
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はまた言った。
「素晴しい人間がいれば76だ」
「そうした腐った人もいるのね」
「腐った奴もまた何処にもいる」
こうも話すのだった。
「何処にもだ」
「そうよね。それでだけれど」
「それでか」
「牧村君は。そうね」
彼を見ながらだった。若奈はヘルメットの中で微笑んでいた。そうしてであった。
「奇麗な方ね」
「俺の何がだ」
「決まってるじゃない。心がよ」
まさにそれだというのだ。若奈の今の言葉は嘘ではなかった。
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