第三十五話 瞑想その十六
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なかった。しかし言わずにはいられなかった。
「ここまで無事に来てくれればそれでいい」
「それじゃあ今から」
「行こうか」68
「今から楽しみだよ」
「本当に大丈夫ならいいが」
牧村の心配は尽きない。
「果たしてな」
「わしがおるからな」
博士がここでまた楽しそうに言ってきた。
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