第三十四話 祖父その八
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るわ。それじゃあ」
ラーメンをしっかりと食べた後でそのお好み焼きにたこ焼きも食べてそれからその自由軒に入る。店に入るとその織田作之助の写真が飾ってあった。未久はその写真と傍に置かれている文字を見てだ。その文字を読むのだった。
「虎は死んで皮を残す」
「よく言われている言葉だな」
「それで織田作死んでカレー残すなのね」
「織田作之助は確かに死んだ」
昭和二十二年の年頭に東京で客死している。死因は以前から患っていた肺結核である。既に余命あと僅かといった状況だったのだ。
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