第五話 襲来その八
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に彼女に似合っている。彼はその顔を見たのである。
「抹茶か」
「そうですけれど」
「抹茶は好きだがしかし」
「しかし?」
「あんたは何者だ」
怪訝な顔で彼女のその知的な顔を見つつ問うた。
「いきなり出て来たが。一体」
「ろくろ首です」
「ろくろ首!?」
「知ってますよね」
平気な顔で牧村に問うてきた。
「ろくろ首のことは」
「それは知っているが」
答えはするが怪訝な顔はそのままだった。
「しかし。何故ここに」
「妖怪だからいるんですよ」
笑いながら首を後ろにやってきた。見れば顔はそのまま後ろに向かい収まっていく。牧村はその首の動きを見ていたが首はするすると動き縮まっていき胴体に収まった。レモンイエローのタイトのスーツに包まれた見事なプロポーションの身体がそこにあった。ズボンだがそれが余計に引き締まった美貌を見せている。
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