SAO編
三十話 短気は損気
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「えぇ?何それどういう事──」
問いかけに、肩をすくめることで答えて、リョウは扉を開いて外に出た。
──スキル《聞き耳》起動──
『……どういう事?』
『あぁ……いやその何と言うか』
『?』
一度会話が止まる、さて、キリトが何と言うか、リョウとしては義兄という立場からも非常に注目度が高い所である。
『俺はその、アスナと一緒にいられれば別にどんな形でも良いんだ……うん』
『へ…………』
しばらく沈黙。
トン、と言う音につづいてトコトコトコ……という窓側へと歩く音。
振られただろうか?
少々リョウは心配になったが……
続いてもう一つ、コツコツという靴音が同じ方向へと響き……最後に、ポスッと言う柔らかい布同士が当るような音が聞こえた。
策敵スキルを使うと、二人が窓際で並んで立っているのが確認できる。
「…………」
リョウは笑う。
しかしそれは何時もの企んだようなニヤリとした笑顔ではなく、優しく、暖かい目をした、頬笑みであった。
「……転移、リンダース」
転移結晶を持ち、小さく呟くと、淡い青色の光が誰にも気づかれずにリョウを包み……次の瞬間には、そこには誰もいなかった。
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