SAO編
二十九話 輝眼の悪魔と双刀の黒衣
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を残して。
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「ふぅ……んじゃまぁ、俺も帰るわ。流石にいきなりボス戦とか、きっつ」
「あぁ……兄貴もありがとな。腕無くなって無かったら、正直危なかった」
背中に、キリトの声が投げかけられる。
幾分か真剣味を帯びたその声に対し、おれは何時ものように笑って、転移結晶を取り出しながら首だけ振り向いてキリトに言った。
「まぁ、遅刻した料金みたいなもんだあれは。……それよか、早くそれを何とかしてやんな」
う……と言って黙ったキリトに、俺は再びニヤリと笑って……
「転移!コラル!」
その後は何も言わずに、二人の前から姿を消した。
────
その晩。
もう何度目かも分からないが、再び、俺の寝室にて新着のメッセージが届いた事を知らせるチャイムが鳴る。
「ん、」
メッセージには、字には感情は表れない。
しかし、その文字の羅列から、俺は容易にキリトの迷いやある意味での苦悩を感じ取ることが出来た。
From Kirito
Main 俺は、また求めてもいいのかな?
「…………」
To Kirito
Main お前のしたい事が答えだ。
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