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SAO─戦士達の物語
SAO編
二十四話 It`s show time
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「しっかしホント、お前があの頃と同じHN使ってなきゃ絶対気が付かなかったもんなあ……変な因果もあったもんだ」
 正直、これまでにも他のゲームで知り合いだった奴に会ったことが無い訳じゃない。
しかし、よりにも寄ってこいつに遭うとは、予想していなかった。

「こっちとしても、出来ればあんたにゃ会いたく無かったな。Popy」
「おいおい、最強のレッドことPoHさんが何をおっしゃる?」
「killerじゃアンタの一つ勝ち越しだったはずだぜ?」
「あれ、そうだっけ?」
 一応言っておくと、たがいに会った時から武器を構えたまま下ろしていない。と言うか、今からする事を考えれば下ろす訳がないのだが。

 彼ら二人は、「The killer」内に置いて、最凶のコンビであると同時に、最強のライバルでもあった。
それはそうだ。元来あのゲームは一戦闘に付き勝者は一人だけ。

 そしてコンビネーションにより、他の全員を殺し尽くしたこの二人が毎回の戦闘で最終的にどの様な行動を取ったのかは、想像するまでも無いだろう。

「って事は今日のはお前のリベンジマッチか?最凶のレッドからリベンジマッチ受けるとは、なんか優越感だな」
「まぁ今回俺が勝ってもそれ以上の勝負は無ぇからな。今日は一回でtwo pointsって事だ」
「あれ、お前ってそんな負けず嫌いなキャラだっけ?」
「そもそもアンタと組んでた頃に他の奴に負けた記憶がねぇが……」
「そうだっけか?ま、いいや。んじゃまあ……」
 リョウのひざが曲がる、自身の身体を弾丸とし、打ち出すためにだ。

 PoHの方も、腕がほんの少し曲がり、受け返すため力をこめているのが見てとれる。

 一瞬、この世界で存在しないはずの物。彼ら二人の「殺気」と言う名の力が時を止める。
…………声が、重なる


「「It`s show time」」

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