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髑髏天使
第二十七話 仙人その十五
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消えただと」
「姿を消せるのは貴殿だけではない」
 魔物の声だけがした。
「私もまた然りだ」
「だからだというのだな」
「如何にも。そしてだ」
 少し離れた場所から声がした。そうしてだった。
 そこから再び眼力が来た。死神は今度は身体を右に捻った。それにより紙一重でかわしてみせたのであった。
 かわしたうえでだ。彼は言った。
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