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髑髏天使
第二十五話 魔竜その二十四
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は人間だ」
 また言葉を返す牧村だった。
「それ以外の何者でもない」
「だけれどね。まあそのうちわかるかな」
 目玉はこれ以上は言わなかった。
「そのうち。じゃあいいよ」
「話は終わりだな」
「うん」
 確かに終わったと答える。
「御免ね。変なことを聞いて」
「謝る必要はない」
 それはいいというのだった。
「別にそんなことは聞かれていない」
「そうなんだ。じゃあ」
「貴様ともまた会おう」
 目玉に対する言葉である。
「それではな」
「またね」
 これで双方別れた。別れた後は日常に戻る牧村だった。その時は人間としてその日常を送っていた。少なくとも今はそうであった。


第二十五話   完


                2009・11・3
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