第二十五話 魔竜その一
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こう述べるのだった。
「人を食えばな。同族をじゃ」
「同族をというとだ」
「魔物は人からなることもあるのじゃよ」
それもあるのだというのだ。
「つまりじゃ。あの者達はじゃ」
「かつては人だったのか」
「そういうことじゃ。人を好んで食いそれで魔物となった」
そうだというのである。
「それでのう」
「それで魔物になったのか」
牧村はそれを聞いてまた述べた。
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