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髑髏天使
第二十四話 妖異その十七
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跳んだか」
「言った筈だ。一瞬で決めるとな」
 言いながらであった。その高々と舞うバイクの上からまだ地上を駆る髑髏天使に対して告げるのだった。その赤い目で見据えながら。
「そうな」
「そうだったな。それではな」
「行くぞ」
 その言葉と共にであった。髑髏天使は今そのサイドカーを空に駆った。まさにその急上昇による攻撃で一気に倒すつもりであった。
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