第三話 日々その十六
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のだ」
「それが大抵だと思うがな」
「俺は貴様を倒す類の魔物だ」
蛇男はあらためてこのことを彼に告げたのだ。
「人にも世界にも何の興味もなかった」
「そうだったか。それではだ」
「ああ」
話が進む。髑髏天使はさらに聞こうとする。だが。
「しかし。それはできないようだ」
「何?」
「もう時間がない」
その言葉と共に蛇男の身体が燃えていく。紅蓮の炎になっていく。
「言うことはできない。さらばだ」
「死んだか」
蛇男は紅蓮の炎になった。髑髏天使はそれを静かに見ていた。戦いには勝った。しかし謎が浮かび上がった。彼はそのことに考えを及ばせつつ勝利の証である紅蓮の炎を見ていたのであった。
第三話 完
2008・9・12
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