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髑髏天使
第二十三話 異形その十九
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貴様の勝ちだ。俺はこのまま消える」
 その言葉を言っているそばからだった。巨体が青白い炎に包まれていっていた。 
 そうしてその中で。魔物は髑髏天使を見据えながらさらに言うのであった。
「貴様はより強くなるだろう」
「より、だな」
「今は主天使だがさらに強くなる」
 こう彼に告げるのであった。
「より、な」
「褒め言葉と考えていいのか?それは」
「褒め言葉ではない。事実だ」
 それだというのである。
「今の俺の言葉はな」
「事実か」
「そしてどうなるかは貴様次第だ」
 そのうえでこんなことも言うのであった。
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