第二十三話 異形その十八
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手は受けない」
「体当たりをかわしてみせるか」
「そういうことだ。それではだ」
その激しい回転の中での言葉であった。
「行くぞ」
「今度はサイドカーは使わない」
見ればサイドカーは下に舞い降りていっていた。その言葉は真実であった。
「俺もな」
「同じ手は使わないということか」
「それもある」
その言葉は事実だというのであった。
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