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髑髏天使
第二十三話 異形その十六
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そのうえで鎌ィ足を放った。
 鎌ィ足は半月の形で魔物に突き進む。しかしそれはあえなく弾かれてしまったのだった。
「むっ!?」
「残念だがそれでは俺は倒せん」
 何時の間にか至近に来ていた。髑髏天使は何とかそれを身体を左に捻ることで紙一重で交わすことができた。まさに間一髪であった。
「その程度の攻撃ではな」
「平気だというのだな」
「その通りだ」
 言いながら髑髏天使の向こう側に突き抜ける。そうしてそのうえで身体を反転させて再び彼と向かい合いながら言った言葉であった。
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