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髑髏天使
第二十三話 異形その七
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た。確かに彼等は今ここにいる。
「僕達は実際にここにいるから」
「何よりの証拠だよ」
「妖怪がいるということは神もまたいるということだ」
 牧村はその彼等の言葉を受けながら述べるのだった。
「そして魔物もな」
「共産主義とやらだけで全ては語れん」
 こう締め括る博士であった。
「あの様なものでは到底のう」
「その通りだな。そして俺はその魔物と戦う」
「魔神達ともいずれはそうなるかのう」
「また出て来るかも知れない」
 牧村はふと言った。
「また一人な」
「それはそうじゃな」
 このことは博士も考えていることであった。
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