第二十三話 異形その二
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ません」
しかし老人の今の返答はもう一つ要領を得ないものであった。
「アフリカから気配を感じただけですから」
「そうなの。それだけなの」
「アフリカというのがわかっただけか」
「しかし間違いなくどちらかだ」
青年はそれだけでよしとする節を見せていた。
「それならば問題ない」
「そうだね。果たしてどっちかな」
子供もここで楽しそうな笑顔を浮かべてみせるのだった。
「それを楽しみにしておくのも悪くないよね」
「ああ、じゃあどっちが来てもいいようにな」
ロッカーもその子供の言葉に賛成して頷くのだった。そしてそのうえでまた言った。
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