第二十二話 主天その二十
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てだ。
「貴様の影は必ずある。それならばだ」
「何時か必ず倒せるというのだな」
「そしてだ」
彼はさらに言う。
「貴様自身も切ることができるというのはわかっているか」
「無論だ」
死神は今の魔物の言葉も受けた。
「その様なことはな」
「わかっているならいい。それならだ」
魔物の方から動いた。その腕を斜め上から繰り出す。
右が来て次に左であった。だが彼が今切り裂いたものは空であった。切り裂かれた筈の死神はその姿を消し去ってしまったのだった。まるで影の様に。
「むっ、消えたか」
「こうしたこともできる」
死神の声だけが聞こえた。
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