第三話 日々その十一
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「相手がいればそれに越したことはないが一人でも鍛錬はできる」
「いい考えじゃ。それでこそじゃ」
博士はそんな牧村の言葉を肯定してみせた。
「では頑張れよ」
「わかった。では早速な」
応えると共に席を立つ。そうして部屋を出ようとする。
「フェシング部に顔を出して来る」
「もうか。早いな」
「思い立ったらその時だ」
牧村の信条でもある。即断即決もまた彼の持っているものの一つなのだ。
「だからだ。行って来る」
「左様か。今日はもうここに戻らんか」
「それはわからない」
「戻って来たら面白いものがあるぞ」
「面白いもの?」
それを聞いて博士に顔を向ける。扉の前で立ち止まる。
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