第二十一話 人狼その十九
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の時ですよ」
「それではだ」
髑髏天使は構えたまま再び魔物に目を向けて言った。
「行くぞ」
「ええ。それでは」
両者は互いに前に出た。そのうえで一気に突き進む。どちらもまさに風となったかの様に速く、その姿が消えてしまったかのように見えた。
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