第二十話 人怪その二十五
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「神である私ともか」
「神と神が戦うのもだ」
何故かそのことに妙な嫌悪感を感じさせる言葉で返す紳士だった。
「好きではない」
「だから私とは闘わないのか」
「少なくとも今はそうだ」
こう死神に対して答えるのだった。
「今はな」
「闘う気がないのならいい」
死神も積極的に自分から動くことはしなかった。
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