第二十話 人怪その十七
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「私の鎌が通じない」
「そして」
声がさらに笑ってきていた。
「今度は私の番よ」
「むうっ!?」
「さあ見なさい」
その言葉と共にであった。魔物の周りから何かが出て来た。それは。
針葉樹の葉だった。その葉が無数に出て来たのだ。
それは瞬く間に魔物の周りを包んでしまった。その舞うものはすぐに死神の元にも届いた。そして。
「くっ」
「そういうものか」
「そうよ。この葉は私の剣」
舞うその緑の刃の中で妖しく笑うのだった。
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