暁 〜小説投稿サイト〜
髑髏天使
第二十話 人怪その十六
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「真実ね」
「そして今の真実はだ」
 さらに言葉を続けてみせる。
「貴様の死だ」
「私の」
「私のこの鎌を受けて死を免れた者はいない」
 これこそまさしく死神の言葉であった。
「一人としてな。人であろうとも魔物であろうとも」
「では私がその最初の一人になるわ」
 魔物もまた負けてはいなかった。
「そして最後のね」
「最後の、か」
「何故なら貴方はここで死ぬから」
 だからだというのである。
「この私の手でね」
「私は冗談は言わないが冗談は聞く」
 死神の言葉が彼女の言葉を受けて変わってきた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ