第二十話 人怪その十三
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神の今の言葉は否定する紳士であった。
「ここではない。残念だがな」
「では中か」
「そうだ」
そこだというのである。
「この教会の中に。貴様等の相手がいる」
「そうか。この中でか」
牧村はその教会をまじまじと見た。足を止めてそのうえでしっかりと見ている。
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