第二十話 人怪その四
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「そうよ。幾ら何でもね」
またこう言うのであった。
「早過ぎるわよ、絶対にね」
「そうだったな。確かに」
それまで暴走機関車の如く突っ走っていた彼もここでようやく立ち止まったのであった。腕を組んでそのうえで考える顔になって言うのだった。
「早過ぎるな、まだ時間がある」
「その間に俺が死ねば」
牧村はまた随分と率直に言った。
「どうなるかだがな」
「何があっても死なないで欲しいけれどね」
若奈は牧村にはこう告げはした。
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