第二十話 人怪その三
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しても随分と強引なマスターの言葉であった。
「牧村君はこの店に相応しいな」
「無愛想でもか」
「愛想は若奈はいる」
左手で自分の娘を指し示しての言葉である。
「一億ドルの微笑とエンゼルボイスには老若男女全てが陥落する。おまけに性格は真面目で公平で愛嬌があるときている」
「そうだな」
「二人共いい加減にしてくれない?」
若奈顔をさらに真っ赤にさせて二人のやり取りを聞いていた。
「他のお客さんがくすくす笑ってるじゃない」
「気にするな。皆常連さんだからわかってくれている」
「わかってくれるまでずっと言ってるんじゃない」
言い替えればまさにその通りだった。
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