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とある星の力を使いし者
第12話
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《AIMバースト》に投げつける。
二本の剣は回転しながら飛んでいき「幻想猛獣」(AIMバースト)の身体を斬りながら飛んでいき、斬られた箇所も再生する事はなかった。

「どうなっている?
 なぜ復元しないんだ?」

「私に聞いても何も分からないわよ。」

麻生は同じ白黒の剣を創り両手に握る。
すると飛んで行った白黒の剣が弧を描き再び麻生の方に戻ってくる。
麻生が持っている剣の名前は黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。
干将・莫耶。
古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
その特性を利用して飛んでいる干将・莫耶を自在に操っているだがこの剣に再生を封じる能力は備わっていない.
その正体は麻生の目だ。
麻生の目の色は黒色だがなぜかこの時だけ青い色に変わっていた。
この目の名前は直死の魔眼。
直死の魔眼。
意味や存在が、その始まりの時から内包している「いつか来る終わり」を視覚情報として捉えることが出来るという能力。
この「死」は生命活動の終焉ではなく「存在の寿命」であるため、殺せる対象は生命体に留まらない。
それにこの眼に見えるのは死の線と死の点であり線をなぞれば本体の生死関係なく行動、治療、再生不能になり点を突けば対象の死期を発現させ殺す事が出きる。
曰く、生きているのなら神様だって殺せる。
麻生は能力を利用して一時的に目を直死の魔眼に変換しているのだ。
直死の魔眼を使い「幻想猛獣」(AIMバースト)の身体を殺して再生を不可能にさせているのだ。
麻生は夫婦の剣を持ち「幻想猛獣」(AIMバースト)に向かって走り出す。
「幻想猛獣」(AIMバースト)は身体から何本の触手を出しそれを麻生に襲いかかせるがその触手の間を移動しながらかわしていきすれ違い様に死の線を確認してそれをなぞるように触手を斬る。
すると触手は麻生に襲いかかるのを止めてまわりを取り囲み触手の檻を作り逃げ場のない空間を作ると内側から一斉に棘が麻生を襲うが突然麻生を守るかのように風が吹き荒れその触手の檻ごとずたずたに切り裂いていく。
しかしいくら直死の魔眼を使って触手を殺してもその大きな身体から新しい触手が何本も出現してきりがない。

「面倒な身体だ。
 ならこれならどうだ?」

麻生は「幻想猛獣」(AIMバースト)に向けて掌を向けると突然「幻想猛獣」(AIMバースト)が苦しいそうな声をあげる。
麻生は能力を使って「幻想猛獣」(AIMバースト)に干渉して触手の出現をキャンセルしているのだ。
麻生の干渉能力は人間相手なら触れなければ駄目だが、「幻想猛獣」(AIMバースト)は人間ではなくAIM拡散力場によって生み出された言わば現象や概念といった部類には入る。
干渉能力は人間以外なら
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