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髑髏天使
第十九話 人狼その十九
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るつもりか」
「斬る攻撃が効果がないのならば」
 髑髏天使はまた言ってみせてきた。
「こうした攻撃もある。違うか」
「やはり。ヴァンパイア様が仰る通りはある」
 彼を褒める言葉を出すことにやぶさかではないのがここでもわかった。
「しかしだ」
「これも効果がないとでもいうのか?」
「その通りだ。見るのだ」
 氷が彼を直撃し凍らせようとする。しかしだった。彼はそれを受けてもやはり何ともなかったのだった。そのまま傷一つ受けていない身体でそこに居続けている。
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