第十九話 人狼その十六
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た。やはり世の中はかなり広いのである。どんな意味でもだ。
「じゃから破滅したからのう」
「その破滅した奴が今も生きていても」
「まあ何もしていないだろうね」
「っていうかできないだろうね」
妖怪達はまた話すのだった。
「禁治産者だったらね」
「やっぱりね」
こう話をしていく。そうして話をしているうちにだ。めいめい菓子やジュースを出してそれ等の飲み食いをはじめる。牧村もそれに参加してからそのうえで研究室を後にした。研究室を後にしてそのままサイドカーに乗って未久の喫茶店の前に来たがそこに彼がいた。
「貴様か」
「奇遇だな」
だが彼は牧村の姿を認めるとこう言うのだった。
「ここで会うとはな」
「奇遇だと?」
「今日は貴様に会いに来たのではない」
死神は牧村の顔を見て述べた。そのサイドカーから降りてヘルメットを外した彼にだ。
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