第十八話 力天その二十六
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も何度も。それにより髑髏天使の氷の刃を退けてきたのだ。
氷の刃は舌によりその都度砕かれる。また舌はそれと共に髑髏天使に攻撃を浴びせてくる。彼の一方的な攻撃はこれで止まってしまった。
「これでどうかな?」
「突きは俺だけではないということか」
「そうだよ。そしてね」
魔物の声がここで笑ってきた。口の端にもそれが出ている。
「僕はそれだけじゃないんだよね」
「むっ!?」
後ろからその長い尾が来るのを察した。すんでのところで上に飛びそれをかわす。まさに間一髪であった。尾は今はむなしく宙を叩いただけであった。
「やっぱり気付いたんだね」
「この程度ならな」
気付くと答える髑髏天使だった。
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