第十八話 力天その二十三
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左のサーベルが魔物を斬る。それにより魔物のその細長い身体から一条の黒い血が流れた。
「あっ、やったね」
「あれっ、左の剣で?」
攻撃を受けた魔物とそれを見ている子供で声がそれぞれ違っていた。
「意外と斬れるね。もう少しかわすのが遅かったら危なかったよ」
「左の剣は守る為のものじゃなかったのかな」
「そういえばそうだったな」
死神もそのことを思い出して述べた。彼等はこれまでの髑髏天使の闘いでは左のサーベルは守る為に使っているのだけを見ていたからだ。
「しかし今は斬るのに使った」
「何か変わったのかな」
「そうだ。俺は身に着けた」
髑髏天使は一旦前に飛びそれで魔物から離れた。そうして弧を描いて反転しそのうえで魔物にまた向かう。そうしながら彼等に語るのだった。
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